日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

立正安国の精神

正林寺御住職指導(H18.4月 第27号)

 日蓮大聖人様の御生涯は、『立正安国論』にはじまり『立正安国論』に終わると言われますように、正しい仏法を生活全般に立て平和な国家社会を建設し広宣流布を目的とされるのであります。
 立正安国とは「正を立てて国を安んずる」と読みます。末法の時代に相応しい日蓮大聖人様の正しい仏法によって国(社会)の平和・繁栄を確立することであります。

 立正安国の実現には、破邪顕正が必要です。立正は邪宗教を破す折伏からはじまり、邪宗教を破しなくすことで正しい社会が顕れ安国の実現につながります。

 日蓮大聖人様は『立正安国論』に、
「汝早く信仰の寸心を改めて速やかに実乗の一善に帰せよ。然れば則ち三界は皆仏国なり、仏国其れ衰へんや。十方は悉く宝土なり、宝土何ぞ壊れんや。国に衰微無く土に破壊無くんば身は是安全にして、心は是禅定ならん。此の詞此の言信ずべく崇むべし」(御書二五〇頁)

と御指南です。法華講員が折伏する相手に伝えるべき非常に大事なお言葉であり、立正安国の精神が如実に示された有り難い御書で、この御指南に多くの人が背くため天変地異がおこります。

 第二十六世日寛上人様は、立正安国の立正について『立正安国論愚記』に、
「立正の両字は三箇の秘法を含むなり」(日寛上人御書文段集六頁)

と仰せです。故に、立正安国は三大秘法の御本尊である本門戒壇の大御本尊様を信じるところに根本があり、総本山大石寺に在す本門戒壇の大御本尊様を蔑ろでは立正安国の精神は全く存在しません。

 立正安国の精神は、三年後に迎える平成二十一年立正安国論正義顕揚七五〇年に向け、日蓮正宗の僧俗は片時も忘れてはならない宗祖日蓮大聖人様の最も大事な御精神であります。