日蓮正宗の各末寺に安置されている御本尊や信徒に下付される御本尊(ニセ本尊は除く)は、すべて根本の御本尊たる本門戒壇の大御本尊のお写しです。御本尊の左下の方を拝すると、「奉書写之」(之を書写し奉る)としたためられています。
「之」とは、とりもなおさず本門戒壇の大御本尊のことです。
この戒壇の大御本尊の御内証を書写できるのは、大聖人より唯授一人の血脈を相承された御法主上人ただお一人なのです。
このことは、第五十六世日応上人が「金口嫡々相承を受けざれば、決して本尊の書写をなすこと能はず」(弁惑観心抄 二一二頁)と、はっきり戒められています。
つまり、御本尊の書写とは本門戒壇の大御本尊を所持され、大聖人の仏法の一切を受けられている御法主上人が金口嫡々相承のもとに、その御内証を書写あそばすことであり、他の誰人もできないことです。
かつて、池田大作氏も「われわれの拝受したてまつる御本尊は、血脈付法の代々の御法主上人のみが、分身散体の法理からおしたためくださるのである」(広布と人生を語る 一-一一二頁)と明言していたとおりです。
