法統相続が上手く出来ているように、外見では見えていても、子供の友人による死角に悩まされるときがあります。友人とは、広く考えた場合、善友や悪友、恋人や結婚相手など考えられます。
法統相続は、親御さん自身の成仏に於ける大事な修行です。自分自身が死んだ後の仏縁は、残された子供に託す以外にありません。子供に正しく法統相続できていれば、死後に迎える忌日法要や年忌法要の追善供養は子供が塔婆を立てて行ってくれます。しかし、そこまでいく過程において、様々な障魔を乗り越えなければいけません。
時に予測出来ない難しい問題を、子供は呼び寄せます。学校での現実で起きている問題が我が身に降りかかることも予測できます。いじめや登校拒否、成績の低下など法統相続の弊害となって現れます。ここに四苦八苦の現実を味わうことでしょう。
この体験が、善知識と考えたとき、折伏に必要な智慧に変わります。子育ての悩みを抱えることは、世間に子育てで悩む親御さんに多いことでしょう。家庭訪問では、子育て上の話題から共通の話しを持ち、人間関係を和ませ、焦らず折伏成就に結び付けていきます。
まず法統相続は様々な試練があることを肝に銘じるべきです。親には責任があり、放棄したい気持ちが生まれるときもありましょうが、耐え忍び御本尊様を信じて乗り越えることです。そこに成仏の道があります。
子供の友人が、どの様に影響してくるのか考えてみましょう。友人には、信心していない人が多いです。ここに問題が生まれます。信心しない考えには、謗法の考えがあり、この考えを素直に友人から、影響を受けやすい環境にあります。特に、子供は自己中心型が多いため、親のいうことを聞かず、また聞いても忘れる傾向があります。ここに、謗法の考えが染まりやすい可能性があり法統相続する上での壁となります。
法統相続において、謗法の考えに影響されないよう厳しく教えることが必要です。子供の性格により、受け止め方がまちまちです。子供の性格を十分に理解した上で言い方を工夫し、心に深く入りやすい言葉で教化育成することです。子供の感情が正しく見られず、感情的に子供が理解できないままに進むこともあります。その結果、信心が嫌いになる場合もあります。親御さんは注意しなければいけないところです。夫婦間で相談し、また壮年・婦人部の方から御教導を頂くことです。
子供は、年齢により感受性が異なります。いつまでも親御さんは、幼少の頃の気持ちでいるといけません。子供の心の成長を正しく把握していくことが大事です。難しい問題ですが、御本尊様に勤行唱題することで、必ず智慧を頂けるはずです。その智慧は、経験豊富な有り難い先輩に縁するという形となって現れることでしょう。それが寺院参詣にあります。
子育てには、一人で悩むことは禁物です。ここから様々な魔の働きが生じます。ノイローゼになったり、自殺など考えてしまう場合もあります。子供の友人だけは、親御さんが決めることが出来ません。子供の感情が中心となっています。これは、独り立ちしていく上で、一人で決めるという働きがあることを理解し、善友と悪友がいることを教えながら法統相続を行うことです。この時に、年齢にも依りますが、善知識と悪知識を教え日蓮大聖人の仏法の素晴らしさを理解できるところを教え、子供の友人をも折伏できるように、教学力や説得力なども身に付けさせることが必要です。
謗法の友人に感化される原因には、子供の心に生まれる感情を作用する貪瞋癡の三毒が深く関係してきます。子供は、三毒に左右されやすい性質です。素直に心の中に生まれる貪瞋癡に反応し行動に出します。どのように教化育成して行けばいいのか悩むところです。信心を更に奮い起こして、親御さんも自分自身の心の三毒に左右されないよう、子供の三毒も正しく扱って教化育成し法統相続していくことが必要です。
