御授戒は大聖人御在世当時から行なわれていました。
『最蓮房御返事』に「結句は卯月八日・夜半・寅の時に妙法の本円戒を以て授職潅頂せしめ奉る者なり」(全集 一三四二頁)とあり、この「授職潅頂」とは御授戒の意味です。
また、江戸時代には金沢の信徒が受戒したことが日寛上人の書状から伺えます。(前項参照)
ただし戦前から戦後にかけて厳しい言論統制と布教の抑圧があり、地方では御授戒を行なう機会がなかった寺院もありました。だからといって「御授戒は学会のはたらきかけによって始められた」というのは間違いです。
