正林寺御住職指導(H27.3月 第134号)
平成二十七年三月八日は第二祖日興上人の御生誕七百七十年をお迎え致します。
日興上人を僧宝随一と尊崇し御生誕をお祝い申し上げるために、日興上人の御精神と御振舞いを拝していくことが大切です。その御精神と御振舞いは、十の徳として日蓮正宗では伝えられています。
①常随給仕の徳
日蓮大聖人のお弟子が数多いる中において、常随給仕の第一は日興上人です。
②筆跡第一の徳
日興上人は、常に大聖人の膝下にあって信伏随従の範を示されましたが、それに付随して能筆の功が拝されます。
③教化弘通の徳
日興上人は、常に大聖人の御化導を補佐されると共に、自らも檀越教導の足跡をたいへん多く残されています。
④唯我与我の徳
末法の御本仏である大聖人を師として常随給仕し、甚深の法門と御内証を余すところなく、大聖人より譲られたただ一人の御方こそ、御開山日興上人です。
⑤法門正受の徳
大聖人の仏法は、釈尊の本門よりも一重立ち入った、種脱相対による本因下種の本門で、正しく受け切られた方は日興上人ただ御一人でした。
⑥法体付嘱の徳
法体とは三大秘法惣在の本門戒壇の大御本尊の御事ですが、その御当体が正しく日蓮大聖人であると信解された方は日興上人ただ御一人です。
⑦謗法呵責の徳
日興上人は大聖人の御振る舞いを拝され、二而不二の境地に立たれて自らも常に邪義の破折・正義の顕揚に努められた謗法厳誡の徳です。
⑧諌暁継承の徳
大聖人は『立正安国論』の提出をはじめとして三度にわたる国諌を行われましたが、封建社会当時の日本における広宣流布達成の重要な手段として、日興上人も国主諌暁を継承されました。
⑨離山開教の徳
民部日向や波木井実長の所業により、謗法と化した身延を離山して、未来広布の為、富士に大石寺を開創し、大聖人の正法を護持されたことです。
⑩興学教導の徳
令法久住・広宣流布への広大な御構想のもと、門下早期の談所を開き、興学教導に心を砕かれた御振る舞いの徳です。
日興上人の御精神は、どこまでも大聖人の仏法の正義を護り伝えると共に、広宣流布に向かって着実な歩みを進めようとされた、強い御信念にあると拝しお祝い申し上げることが大事であります。
