正林寺御住職指導(H17.4月 第15号)
陽気も寒い冬から過ごしやすい春へ変わる時期です。信心でも皆様の生活が厳しい冬から快適な春になるよう精進することが大切です。正林寺支部における春の到来は、講中の異体同心にあります。
大聖人様は『生死一大事血脈抄』に、
「総じて日蓮が弟子檀那等自他彼此の心なく、水魚の思ひを成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱へ奉る処を、生死一大事の血脈とは云ふなり、然も今日蓮が弘通する処の所詮是なり。」(御書五一四)
と異体同心の大事さを仰せであります。
大聖人様が「水魚の思ひを成して」と御教示のように、海や川に住む魚が群れをなして一糸乱れず泳ぐような講中同士の信心が必要であり、それが「異体同心の信心」です。自分勝手な信心ではなく、正林寺支部一人一人のきめ細かな意思の疎通が、現在の厳しい冬から快適な春へと必ず変えていくことを確信致します。
大聖人様は『異体同心事』に、
「異体同心なれば万事を成じ、同体異心なれば諸事叶ふ事なし」(御書一三八九)
と講中において異体同心せず、気持ちがすれ違っていれば、異体同心とはいえず信心活動も一切前進しません。
異体同心の基本は、正林寺支部スローガンにある「一家和楽の信心」です。正林寺支部講中同士の関係が、和やかで楽しい雰囲気の信心活動を心がけることです。その雰囲気に信心していない人が、自然と引き込まれ折伏も成就していくと感じます。
大聖人様は『聖愚問答抄』に、
「汝蘭室の友に交はりて麻畝の性と成る」(御書四〇二)
と仰せのように、世間的友好関係ではなく、本来、大聖人様が御指南下さる法華講衆同士の交流が強くなれば、本当の異体同心の確立ができあがります。
