日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

第68世御法主日如上人猊下御指南(R3.7)

 

令和3年7月度広布唱題会の砌

於 総本山客殿

(大日蓮 令和3年8月号 第906号 転載)

(大白法 令和3年7月16日 第1057号 転載) 

 本日は、七月度の広布唱題会に当たり、皆様には諸事万端御繁忙のところ、信心強盛に参加され、まことに御苦労さまでございます。
 既に皆様も御承知の通り、今、全国的に新型コロナウイルス感染症が蔓延し、末法濁悪の世相そのままに騒然とした様相を呈しておりますが、我々はかくなる時こそ『聖愚問答抄』の、
「今の世は濁世なり、人の情もひがみゆがんで権教謗法のみ多ければ正法弘まりがたし。此の時は読誦・書写の修行も観念・工夫・修練も無用なり。只折伏を行じて力あらば威勢を以て謗法をくだき、又法門を以ても邪義を責めよとなり」(御書403)
との仰せを拝し、濁世末法の世相そのままに混沌とした今日の状況を救済するためには、講中一結し、決然として折伏を行じていくことが最も肝要であります。
 されば『立正安国論』には、
「早く天下の静謐を思はゞ須く国中の謗法を断つべし」(御書247)
と仰せられ、今日のコロナ感染症による窮状を根本的に救えるのは、末法の御本仏宗祖日蓮大聖人の三大秘法の仏法以外にはないことを銘記し、一人ひとりが断固たる決意を持って、不幸と混乱と苦悩の原因たる邪義邪宗の謗法を対治し、もって妙法広布に挺身していくことが、今、最も急務であると知るべきであります。
 大聖人様は『太田左衛門尉御返事』に、
「法華経と申す御経は身心の諸病の良薬なり。されば経に云はく『此の経は則ち為れ閻浮提の人の病の良薬なり。若し人病有らんに是の経を聞くことを得ば病即消滅して不老不死ならん』等云云」(御書1222)
と仰せであります。
 さらに『上野尼御前御返事』に曰く、
「法華経と申すは手に取れば其の手やがて仏に成り、口に唱ふれば其の口即ち仏なり。譬へば天月の東の山の端(は)に出づれば、其の時即ち水に影の浮かぶが如く、音とひゞきとの同時なるが如し。故に経に云はく『若し法を聞くこと有らん者は一(ひとり)として成仏せずといふこと無けん』云云。文の心は此の経を持つ人は百人は百人ながら、千人は千人ながら、一人もかけず仏に成ると申す文なり」(御書1574)
と仰せであります。
 このなかで「法華経」と仰せられているのは、申すまでもなく本因下種の妙法蓮華経のことであります。すなわち、身心の諸病を克服する最高の良薬こそ、本因下種の妙法蓮華経であると仰せられているのであります。
 されば今、コロナ感染症によって世情騒然としている時、私どもは謗法の害毒によって、いまだ大聖人様の偉大なる教えに縁することもなく、苦悩に喘いでいる多くの人々に対して、異体同心・一致団結して勇猛果敢に折伏を行じ、妙法広布へ向けて前進していくことが最も肝要であります。
 『経王殿御返事』には、
「南無妙法蓮華経は師子吼(く)の如し。いかなる病さは(障)りをなすべきや。鬼子母神(きしもじん)・十羅刹(らせつ)女、法華経の題目を持つものを守護すべしと見えたり。さい(幸)はいは愛染(あいぜん)の如く、福は毘沙門(びしゃもん)の如くなるべし。いかなる処にて遊びたは(戯)ぶるともつヽ(恙)があるべからず。遊行(ゆぎょう)して畏れ無きこと師子王の如くなるべし。十羅刹女の中にも皐諦女(こうだいにょ)の守護ふかヽるべきなり。但し御信心によるべし。」(御書685)
と仰せであります。
 改めて、この「南無妙法蓮華経は師子吼(く)の如し。いかなる病さは(障)りをなすべきや。鬼子母神(きしもじん)・十羅刹(らせつ)女、法華経の題目を持つものを守護すべしと見えたり」との御文を拝し、講中一結・異体同心して一天広布を目指して、いよいよ精進されますよう心からお祈りして、本日の挨拶といたします。

 

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