御法主日顕上人猊下御講義
創価学会の偽造本尊義を破す
平成九年八月二十八日
於 総本山広布坊
序 「日寛上人の御本尊下付の正義の証明」の妄説を破折する
これから申し上げることは、皆さん方の手元にお配りしてあります資料、二つありますが、一つは「創価学会資料(一)」としまして「日寛上人の御本尊下付の正義の証明」というものと、もう一つが「創価学会資料(二)」として「日顕宗の邪義を破す」というのがありますね。この二つになっておるわけです。
そこで、最初にまず、「日寛上人の御本尊下付の正義の証明」ということについて、向こうの言い分を少しずつ挙げながら、こちらからさらに、それに対して会通乃至、破折をしていくという次第であります。
日寛上人の御本尊下付の正義の証明
経文どおりに三類の強敵がすべて出現したことで、学会が法華経の行者の位を勝ち取って、いよいよ本格的な世界広宣流布の時が訪れていますが、広宣流布の旗印として日本国の流布の時に先駆けした日寛上人の御形木御本尊が再び世界広宣流布のこの時に出現したことには、極めて意義深いものがあります。
この聖業を妨害しようとする天魔の勢力の言い分は、この御本尊が「ニセ本尊」であるという、文証もなく歴史的な事実にも反する単なる言いがかりでしかなく、ただ学会員の信心を破壊することを目的としたいやがらせでしかありませんが、
「邪正肩を並べ 大小先を争はん時は 万事を閣いて謗法を責むべし是れ折伏の修行なり」(P.494)
「一乗流布の時は 権教有って敵と成りて・まぎらはしくば実教より之を責む可し、是を摂折二門の中には法華経の折伏とは申すなり」(P.503)
「若し善比丘 法を壊る者を見て 置いて呵責し駆遣し挙処せずんば 当に知るべし、是の人は仏法の中の怨なり、若し能く駆遣し呵責し挙処せば是れ我が弟子 真の声聞なり」(P.1307)
等々の御金言で大聖人が繰り返し指南されているとおり、今こそ断固として正義を主張し、邪義を破折していかなければなりません。
本論文は、邪義破折のための参考資料として、御書等の文証、歴史的事実をもとに、御本尊に関する真実を取りまとめたものです。会員への激励に、邪宗日顕宗との対論に活用してください。
(文責 新階 央 問合せ先 TEL・FAX 0422・44・6574)
一番最初に、今のようなことを言っておるわけであります。特に注目すべきは、一行目の「学会が法華経の行者の位を勝ち取」るということを言っておりますが、これはあと(「日顕宗の邪義を破す」についての破折の御講義)にもっと詳しく出てきます。実に途方もない彼等の思い上がりであり、邪義を構築しておるのであります。
まことに、仏敵、法敵、魔性の集団・池田創価学会が「法華経の行者の位を勝ち取」るなどと、あたかも趙高が王位に居せんとするが如き言である。池田創価学会が法華行者ならざることは、天下周知の不正直団体、大聖人を利用・悪用する団体であるところに、その証拠があります。特に、日寛上人の本尊を勝手に在家が分限なく私に専用することは、「三宝欠如」「魔性本尊」「簒奪」「非道」「唯物形骸」「変造」「背逆」「矛盾撞着・自語相違」であり、その理由は後述いたしますが、これは明らかに『ニセ本尊』であります。
もし文証を言うなら、勝手に在家自体が血脈の上の本尊を血脈の筋道に背いて作ってよいという文証は全くないということが、まず、はっきり言えると思います。
次に、彼等の挙げた『聖愚問答抄』と『如説修行抄』と『阿仏房尼御前御返事』の各文は、邪法の者があるときはこれを破折すべく示された大聖人様の御指南であり、これはまさに現在の創価学会に対してこの邪義を破折せよ、との御命令の文であります。これのみにとどまらず、彼等の挙げる文証はすべて逆さまであり、さらには、文義のスリ替えと切り文がほとんどであることを付言しておきます。
以下、創価学会のいわゆる「御本尊下付の正義の証明」なるものについて、順を追って会通と破折を加えてまいります。
※『第一項 「本尊書写は法主以外でも条件付きで認められて来たのが歴史上の事実」の妄説を破折する 』へつづく
