法恵寺移転新築落慶法要の砌
於 福岡県大牟田市
(大日蓮 令和5年9月号 第931号 転載)
(大白法 令和5年8月16日 第1107号 転載)
本日は、法恵寺移転新築落慶法要が諸天善神の寿ぐなか、かくの如く厳粛かつ盛大に奉修され、まことにおめでとうございます。
これもひとえに、仏祖三宝尊の御加護はもとより、住職・近藤恒道房の愛宗護法の堅固な信念と、御信徒各位の外護の赤誠によるものであり、御本尊様も本日の盛儀を御高覧、御嘉納あそばされているものと、心から厚くお祝い申し上げます。
そもそも、本宗寺院はそれぞれの地域における弘通の法城として建立されるものでありますが、その役割を果たしていくためには、僧俗一致・異体同心の団結がまことに大事であります。
されば、大聖人様は『生死一大事血脈抄』に、
「総じて日蓮が弟子檀那等自他彼此(じたひし)の心なく、水魚の思ひを成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱へ奉る処を、生死一大事の血脈とは云ふなり、然も今日蓮が弘通する処の所詮是なり。若し然らば広宣流布の大願も叶ふべき者か。剰(あまつさ)へ日蓮が弟子の中に異体異心の者之有れば、例せば城者として城を破るが如し」(御書514)
と仰せられ、妙法広布の戦いにおいて、いかに異体同心の団結が大事であるかを御教示あそばされているのであります。
特に、今日の如き、新型コロナウイルス感染症やウクライナ問題など、末法濁悪の世相そのままに、国内外ともに騒然とした様相を呈している時、まさにかくなる時こそ、私どもは、一人ひとりがこの難局を乗り越えていくために『立正安国論』の御聖意を拝し、一意専心、妙法広布に挺身していかなければならないと思います。
もちろん、私達が妙法広布に挺身していけば、魔も競い起こって私達の信心を妨害してきます。
しかし、大聖人様は『兄弟抄』に、
「此の法門を申すには必ず魔出来すべし。魔競はずば正法と知るべからず。第五の巻に云はく『行解(ぎょうげ)既に勤めぬれば三障四魔紛然として競ひ起こる、乃至随ふべからず畏(おそ)るべからず。之に随へば将(まさ)に人をして悪道に向かはしむ、之を畏れば正法を修することを妨ぐ』等云云。此の釈は日蓮が身に当たるのみならず、門家の明鏡なり。謹んで習ひ伝へて未来の資糧とせよ」(御書986)
と仰せであります。
すなわち、たとえいかなる魔が競い起きようが、魔は仏様には絶対に勝てないのでありますから、私どもは強盛に妙法信受の一念を貫き、毅然として自行化他の信心に住していけば、魔は必ず退散し、勝利を勝ち取ることができるのであります。
どうぞ、皆様方には今日の法要を機に、なお一層の信心に住し、妙法広布に挺身され、もって自他共の幸せを築かれますよう心から願い、一言もって挨拶といたします。
日蓮正宗公式HP
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