日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

令法久住には和合と柔和

正林寺御住職指導(R1.5月 第184号)  

 

 五月から元号が「令和」に変わります。新元号にちなみ仏語と縁のある同語を見てみましょう。
 まず「令和」の「令」です。「令法久住」があります。「法をして久しく住せしめん」と読みます。
 法華経の『見宝塔品第十一』に、
「諸の大衆に告ぐ 我が滅度の後に 誰か能く 斯の経を護持し読誦せん 今仏前に於て 自ら誓言を説け(中略)当に大願を発して 久しく住することを得せしむべし」(法華経349)
と説かれているように、法華経の教えが未来永劫に亘って正しく護り伝えられていくことをいいます。釈尊は、法華経の「令法久住」のために、法華経『神力品第二十一』で地涌上行菩薩に対して法華経の要法を付嘱しました。末法の世に、法華経の要法を所持された上行菩薩の再誕、日蓮大聖人が御出世されたのです。

 次に「令和」の「和」です。僧俗和合の「和合」や柔和忍辱衣の「柔和」、そして一家和楽の「和楽」があります。
 「和合」は令法久住のために大切な要件になります。日蓮正宗の僧侶(弟子)だけでは令法久住の実現はありません。在家(檀越)だけでの令法久住の実現も当然ありません。
 ゆえに大聖人は『曽谷入道殿許御書』に、
「涅槃経に云はく『内には弟子有って甚深の義を解り、外には清浄の檀越有って仏法久住せん』云云。」(御書790)
と仰せであります。
 「柔和」は衣座室の三軌の一つである柔和忍辱衣があります。
 「和楽」は法華講正林寺支部のスローガン「一家和楽の信心」です。

 改元に当たり自身の信心を見つめ直す機会にして頂ければ幸いです。

 

宗祖日蓮大聖人『松野殿御返事』に曰く、
「魚の子は多けれども魚となるは少なく、菴羅樹(あんらじゅ)の花は多くさけども菓になるは少なし。人も又此くの如し。菩提心を発(お)こす人は多けれども退せずして実(まこと)の道に入る者は少なし。都(すべ)て凡夫の菩提心は多く悪縁にたぼらかされ、事にふれて移りやすき物なり。鎧(よろい)を著たる兵者(つわもの)は多けれども、戦(いくさ)に恐れをなさゞるは少なきが如し。」(御書1048)