御法主日顕上人は「法華講連合会第二十八回総会」の折に、「大聖人様が下種の仏宝であり、南無妙法蓮華経の大御本尊が法宝であるのに対して、久遠常住の下種三宝、つまり化導の上の下種三宝の僧宝とは、その随一が二祖・白蓮阿闍梨日興上人様にあらせられる」(大日蓮 五四七-六六頁)と指南されました。
この下種三宝観は、僧宝として日興上人お一人に御歴代上人を集約された姿であり、常住不変の義を表わしています。また日寛上人が『当流行事抄』で、僧宝を日興上人お一人に限定される御文がありますが、これは客殿などに見られる別体三宝の奉安形式を意図して述べられたものです。
しかし、これを「伝持」の上からいうならば、御歴代上人も僧宝になるのです。
日寛上人の『当家三衣抄』に「南無僧とは(中略)南無本門弘通の大導師、末法万年の総貫首、開山付法南無日興上人師、南無一閻浮提座主、伝法日目上人師、嫡嫡付法・歴代の諸師」(聖典 九七一頁)と、伝法所持の上から御歴代上人も僧宝に入ることが示されています。
私たちは、御本仏大聖人以来の血脈付法の御歴代上人の御指南に従って、本門戒壇の大御本尊を深く信順し、信心修行を実践していくところにのみ、真の即身成仏がかなうのです。
