日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

丑寅勤行について

 

正林寺御住職指導(H23.7月 第90号)

 丑寅勤行は日蓮正宗総本山大石寺の客殿で、法主上人が毎朝丑寅(午前2時~4時)の時刻に行なう五座の勤行であり、本宗における非常に重要な儀式です。
 第二祖日興上人は『日興跡条々之事』に、
「大石寺は御堂と云い、墓所と云い、日目之れを管領し、修理を加え勤行を致し、広宣流布を待つべきなり。」(御書1883)
との御遺命を守り、御歴代の法主上人が広宣流布を御祈念され、七百年来一日として怠ることなく、続けられてきました。

 日蓮大聖人は『上野殿御返事』に、
「三世の諸仏の成道は、ねうし(子丑)のを(終)はりとら(寅)のきざみ(刻)の成道なり。」(御書1361)
と丑寅の時刻は三世の諸仏が成道する時であり、また仏様が悟りを開く時刻で、仏法上まことに意義のある時刻になります。

 日寛上人は『当流行事抄』に、
「問う、古より今に至るまで毎朝の行事、丑寅の刻み之れを勤む、其の謂われ如何。答う、丑の終り寅の始めは即ち是れ陰陽生死の中間にして三世諸仏成道の時なり。」
(六巻抄201)
と丑寅勤行の意義を明かされています。
 釈尊の菩提樹の下での悟りや大聖人の竜ノ口法難による発迹顕本は丑寅の時刻で、仏法の深い意義から総本山大石寺の毎朝の勤行が昔より今日まで、丑寅の時に行なわれる理由がここにあります。

 丑寅勤行の意義は深く、総本山大石寺においては、二祖日興上人から現六十八世日如上人に至るまで、七百年もの間、政治権力による弾圧の中でも、一日として絶えることなく行なわれてきました。順縁の衆生は速やかに仏身を成ずるよう、逆縁の衆生は早く大聖人の仏法に帰入せしめるよう、一閻浮提広宣流布の大願成就を御祈念してこられたのです。