法華講員の信心活動としては、勤行・唱題・折伏・寺院参詣・教学の研鑚などが主なものです。これらは、末法の衆生が成仏すべき信心修行として、宗祖日蓮大聖人が御教示されたものであり、日蓮正宗では七百五十年の間、これらの信心修行を変わることなく実践してきました。
①勤行
勤行とは、朝と夕に御本尊に向かって、読経唱題し、仏法僧の三宝に御報恩申し上げ、種々の御祈念と先祖回向をすることで、日蓮正宗の信仰の基本となる大切な修行です。
②折伏の実践
折伏とは、誤った宗教を信じている人や、宗教に無縁の人に対して、人生の不幸や苦しみの原因が、誤った思想や宗教にあり、日蓮大聖人の仏法こそが、幸福をもたらす唯一の道であることを教えて、日蓮正宗に帰依させることです。
この折伏は、宗祖日蓮大聖人の御遺命である正法興隆・広布流布の実現と、自身の罪障消滅のために、欠くことのできない大切な修行です。
③総本山・寺院への参詣
法華講員が実践している寺院参詣には、総本山への登山参詣と末寺への参詣とがあります。
総本山大石寺には、日蓮大聖人の御当体である本門戒壇の大御本尊が厳護されています。また、総本山には、大聖人以来の血脈を所持される御法主上人がおられます。したがって総本山大石寺は、日蓮大聖人の仏法の一切がそなわり、その御精神が脈々と息づいている信仰の霊地なのです。
また、末寺は法華講員にとって、身近に指導教師の指導を受けて信心を磨き、行学を実践する大切な道場です。
日蓮大聖人は『南条殿御返事』に、
「参詣遥かに中絶せり。急ぎ急ぎ来臨を企つべし」(御書一五六九㌻)
と仰せられ、参詣が途絶えた南条時光殿に対して、大聖人のもとに急いで登山参詣するよう促されています。
日蓮大聖人の仏法を奉ずる者にとって、三宝が整足する日蓮正宗寺院に参詣することは大切な修行です。
④教学の研鑚
日蓮大聖人は、
「行学の二道をはげみ候べし。行学たへなば仏法はあるべからず」(諸法実相抄 御書六六八㌻)
と、信心修行と教学の研鑚が何よりも大切であると御教示されています。教学の研鑚がなぜ大切なのかといえば、日蓮大聖人の教義を正しく理解し、信心を深め、折伏に必要な教学力を身につけることができるからです。
なおこのほかにも、法華講員は、寺院の清掃や同志への激励など、御報恩の一念にもとづいた信心活動を行っています。
第七章 十六、法華講に入ると、創価学会と戦わなければならないのか
