日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

口はわざわいのもと

正林寺御住職指導(H16.7月 第6号)

 人は生きていく上で言葉の交流があり、口からは自分自身の未来を左右させる重要な原因と結果を含んでおります。時には口から発せられる言葉に注意しなければなりません。

 日蓮大聖人様は『十字御書』に、
「わざわいは口より出でて身をやぶる。さいわいは心よりいでて我をかざる。」(御書一五五一)

と仰せであります。自分自身にふりかかる禍は、口から出た何気ない言葉によって我が身を崩壊させることがあります。つまり自業自得・因果応報です。

 生活していく上では、「九思一言」を心がけ口から出る言葉には細心の注意をはらいましょう。不言実行・有言実行・不言不実行・有言不実行と人の言動には四つの性格がありますが、不言不実行・有言不実行は自分自身を幸せにすることはできず、対人関係を不安定にさせます。不言不実行・有言不実行は戒め、不言実行・有言実行を心がけることが大切であります。不言実行・有言実行を確実にする人が、周囲の人から信頼を得て幸福になります。

 特に信心では有言実行が大事で、身口意の三業にわたる理想的な信心姿勢です。有言実行の有言が口業・実行が身業です。

 御本尊様に向かう勤行唱題は口からわざわいが出る前に出ないように止める力があります。また自分自身と周囲の人を幸いに転じられる言葉が、口から自然と発せられるようになります。更に身口意の三業の口業が嘘や偽りを捨てた幸いを招く言葉が発せられるようにもなります。過去遠々劫の罪障を消滅するには、口からの禍をまず止める信心が必要です。口業である自分自身の口の働きを大聖人様の御指南の如くに制し、飾り立てや嘘偽りのない幸いを招き寄せる言葉を心がけることが自分自身の幸福につながります。以上で住職の挨拶と致します。