日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

法華の行者は上中下根あれども証得す

正林寺御住職指導(H27.6月 第137号) 

 

 田植えをする時期が日本では地域により様々です。早い地域では三月に田植えをして、遅い地域では六月に入り田植えをするところがあります。日本の南の地域では、二期作といわれる、ひとつの畑で年二回同じ作物を栽培、収穫できる地域。二毛作といわれる、ひとつの畑で二種類の作物を栽培、収穫することができる地域もあります。
 田植えをした苗は、自然災害などの悪影響が無い限り、成長して立派な稲となり、収穫されて米となります。収穫の時期は、田植えをした月により異なります。
 私たちの信心修行においても米の収穫と同じように、過去からの様々な影響で機根に上根・中根・下根という違いがあるとしても、正直に信心をして御本尊を疑うことなく自行化他に精進していくことにより、一生の中において必ず成仏していきます。

 宗祖日蓮大聖人は『一念三千法門』に、
「法華経の行者は如説修行せば、必ず一生の中に一人も残らず成仏すべし。譬へば春夏田を作るに早晩あれども一年の中には必ず之を納む。法華の行者も上中下根あれども、必ず一生の中に証得す。」(御書110)
と仰せであります。
 また大聖人は『十如是事』に、
「秋のいねには早と中と晩との三つのいね有れども一年の内に収むるが如く、此も上中下の差別ある人なれども、同じく一生の内に諸仏如来と一体不二に思ひ合はせてあるべき事なり。」(御書105)
と仰せであります。信心をする法華の行者には上中下の機根があることを認識して、一生の内で御本尊を信じ、師弟相対の信心のもと誰もが必ず成仏できることを確信し精進しましょう。