日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

お塔開き(総本山五重塔)

 

正林寺御住職指導(H22.2月 第73号)

  毎年2月16日、総本山大石寺におきまして日蓮大聖人の御誕生会には、五重塔のお塔開きが行われております。
 五重塔は寛延2(1749)年に、第31世日因上人の代に建立されました。 堂宇内部には、日因上人が寛延2年2月3日に認められた常住御本尊が奉安されております。また、昭和41年6月11日には、国の重要文化財に指定されました。規模は、三間半(6.4メートル)四面、高さは34.3メートルで、土台から上部まで大木が貫通しており、この五重塔の大きさは東海道随一です。

 塔の起源は、釈尊滅後に弟子などが仏の舎利(骨)を安置するために建立したのが始まりです。塔には、仏に対する報恩と信仰の象徴という意義があります。本宗の塔が五重であるのは、大聖人が『阿仏房御書』に、
「妙法蓮華経より外に宝塔なきなり。法華経の題目宝塔なり、宝塔又南無妙法蓮華経なり」(御書792㌻)
と仰せのように、宝塔を妙法蓮華経の五字と解釈するためです。五重塔は、総本山第26世日寛上人が享保11(1726)年6月に、徳川幕府第6代将軍家宣公の妻である天英院と共に、起塔の志を立てられ、資金を残されたのが始まりです。

 寺院の建物は、本来、南向きに建立されていますが、五重塔は西向きに建てられています。大聖人が『諌暁八幡抄』に説かれるように、インドから中国、朝鮮、日本へと東に向かって伝えられてきた釈尊の仏法が力を失い、大聖人の真実の仏法が、日本から朝鮮、そして中国からインドへと西に向かい、さらに全世界へ流布するという教えに基づくものです。
 私たちは、この大聖人の御教示を拝して、御法主上人猊下の御指南のもと、一天四海本因妙広宣流布の大願につながる御命題に向かって日々信行に邁進し、一人でも多くの人に正しい教えを弘めてまいりましょう。