日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

諸天善神の加護

正林寺御住職指導(H25.10月 第117号)

 信心が強盛であれば神の働きは強くなり、信心が薄弱であれば神の働きも弱くなります。自分自身の信心の強弱に諸天善神の加護が大きく左右されます。
 日蓮大聖人は『四条金吾殿御返事』に、
「神の護ると申すも人の心つよきによ(依)るとみえて候。」(御書1292)
と仰せであります。
 まず諸天善神の加護を頂く心得としては、「正直」な信心が大事になります。
 大聖人は『諌暁八幡抄』に、
「日蓮料簡して云はく、百王を守護せんといふは正直の王百人を守護せんと誓ひ給ふ。八幡の御誓願に云はく『正直の人の頂を以て栖と為し、諂曲の人の心を以て亭らず』等云云。」(御書1542)
と仰せであります。諸天善神は信心に正直な人の頂を住処とされて守護していき、諂曲で不正直な人の心には宿りません。

 諸天善神の加護を頂く方法は、朝の勤行を行うことで諸天昼夜にわたり一日の生活を守護して頂くことができます。
 朝勤行の基本は五座になりますが、始め御本尊に向かい奉り題目三唱してから、初座にて東天に向かい題目三唱し、方便品と自我偈を読誦して引題目を行い、題目三唱してから諸天善神の加護を頂くため、日蓮正宗の勤行要典にある諸天供養の御観念文を心の中で観念を致します。初座の勤行を行うことで法華守護の諸天善神に法味を捧げることができ、諸天善神の力を増すことができます。
 その後、初座だけで勤行を終えることなく、仏祖三宝尊への御報恩のため二座の本尊供養と三座の三師供養、続いて四座の広宣流布祈念と自身の過去遠々劫から現在に至るまでの謗法罪障消滅や所願を成就するために祈念して、最後に御先祖や縁のある諸精霊への追善供養を五座の回向で行うことが朝の勤行です。

 大聖人は『開目抄』に、
「我並びに我が弟子、諸難ありとも疑ふ心なくば、自然に仏界にいたるべし。天の加護なき事を疑はざれ。現世の安穏ならざる事をなげかざれ。」(御書574)
と仰せであります。たとえ人生に諸難があっても諸天善神の加護がないのではと疑うことなく、諸難は人生の灸治や仏界に至るための途上で必要な資糧であると考えて、諸天善神の加護を確信し続けるところに現世の安穏があります。