正林寺御住職指導(H18.12月 第35号)
御本尊をたもち信心をしている人にも、幸せな人生と生活が非常に苦しい人生の人がおります。苦しい人生になる理由には、入信以前から持つ過去世からの様々な罪障や真剣で強盛な信心を妨げる三障四魔による影響があります。
信心している人の苦しさは仏法の三世(過去・現在・未来)による観点からは、一時的な現世の苦しみにしかすぎません。
苦しいなかでも御本尊に御題目を唱えることを一生涯、絶対に忘れなければ苦しみは和らぎ消滅します。苦しいのは幸せな人生になるための通るべき道です。
日蓮大聖人は『四条金吾殿御返事』に、
「いかなる乞食にはなるとも法華経にきずをつけ給ふべからず。」(御書一一六二㌻)
と仰せです。苦しく辛い人生でも信心を続けていけば必ず幸せになるから、貧しくとも信心をやめず法華経である御本尊にきずをつけないようにと御指南です。
もし苦しく辛い人生に負け、信心をやめてしまう場合について日蓮大聖人は『開目抄』に、
「善に付け悪につけ法華経をすつるは地獄の業なるべし。」(御書五七二㌻)
と退転した場合について御教示です。
本当に幸せになるための御本尊を失っては諸天善神の加護も失い、地獄の業因を背負い現在よりも苦しみが増すことを知るべきであります。
御本尊を失うということは、御本尊に具わる尊い妙法の仏力法力を手放すことになり、自分自身の限られた力だけで生きていくこととなるため未来は悪縁に侵され現在よりも苦しい人生になります。
御本尊を失いさらに苦しい生活にならないためにも、御本尊を絶対に手放すことなく不自惜身命の気持ちで御題目を唱えていくところ、必ず素晴らしい人生が開かれていくことを確信すべきです。
